社内外のクリエイティブを統括。きめ細やかなヒアリング力を活かし、デザインの力で課題に挑む!

ネクサスエージェントは、新卒学生の採用と育成によって急成長をし続けています。一方で新領域のビジネスに進出する際や、内製化によりスピードアップを求めるときは、専門の技術や知識を持つ「プロ人材」を外部から迎えています。今回は、「プロ人材」として、社内のクリエイティブを統括するポジションのデザイナー、天野由美子さんにインタビューしました。

ヒアリング力と提案力を強みに、キャリアアップを目指す。

──これまでのキャリアを教えてください。

ネクサスエージェントは3社目になります。最初の会社では、遊技機のUIデザインやロゴ制作など、映像以外の「2Dデザイン」を担当していました。ここで「版権を守りつつ、デザインに落とし込む」というスキルを身に付けました。すでに存在するアニメなどの作品のイメージをもとにしてデザインすることが求められていたので、コンセプトを的確に掴まなければ、リテイクが多発してしまいます。そこで、「アニメを全話視聴、作品資料集を読み込み世界観を把握する」など、事前準備をしっかりと行なってから、提案にのぞむようにしていました。おかげで、クライアントの希望を汲み取る力と、提案力を磨くことができました。

次の会社では、2D以外のデザインに挑戦したかったので、リーフレットといった紙媒体や、ランディングページ(LP)といったWEBのデザインとともに、立体パッケージの制作経験を積むために転職をしました。

──ネクサスエージェントで働こうと決めた理由はなんでしょうか?

“キャリアップを目指す”という想いが、つねに念頭にあります。そんなとき「デザイナーがひとりもいない状態で、ゼロからデザインを構築する」という人材を当社が求めていることを知り、「自分の実力を試せそうだ」と、応募しました。入社の決め手になったのは、キャリアップできる環境と、最終面接で岩田社長から「デザイン専門のセクションを社内につくりたい」と、熱いメッセージをいただいたことです。不安というのはほとんどなく、逆に「ゼロからのスタートなのでマイナスはない。結果を残してプラスにするだけ」という気持ちが強かったです。

──現在の業務内容を教えてください。

社内のデザイン全般をディレクションし、手を動かして制作もしています。具体的には、DMのデザインやLP、既存パンフレットのデザインの改善や、資料作りのサポートなどです。最近では、Tシャツやパーカー、トートバックといったグッズのデザインにも携わりました。それ以外でいうと、「広報」として、社外向けのプレスリリースの支援や表記確認などとともに、社内広報も担当しています。毎週金曜日に情報発信しているのですが、内容の方向性や人選などを私が行い、中身のライティングはインターン生が担当しています。あとは、会社全体でデザインや文字表記などの確立と統一をはかるため、社内外の広報物をチェックして、確認する「総合ブランディング」も重要な役割です。

デザインの力で組織を支える「縁の下の力持ち」。

──仕事で、大変なことはなんでしょうか?

デザインに関しては、ときどきタイトな納期があるくらいで、つまずくところは特にありません。努力が必要なところは、マネジメントでしょうか。これまでも、部下を育成した経験はあるのですが、当社の特性として、“マインドの部分を教えること”が求められます。技術を教えたことはあっても、人間性やメンタリティといった分野の育成は初めての経験です。ただ、役職者向けにケーススタディの共有があるなど、レクチャーの方法などは社内で学ぶことができます。岩田社長が大切にしている「心技体」の理念を、具現化しています。

──どんなときにやりがいを感じますか?

「制作物に対して、反応をもらえる」というのが、純粋に嬉しいです。パーカーやトートバックは素材にもこだわって制作したので、社内から好評の声をもらえると達成感を感じます。あとは、社内のクリエイティブを一手に引き受け、縁の下の力持ちとして、会社に役立っていることを感じたときです。たとえば、プレゼン用の資料などは、これまで担当者がおのおの自己流でつくっていたのですが、今は表記方法だけでなく、「どうしたら見やすくなるか?」についても声がかかります。そこで、色合いやデザインなどをアドバイスするとともに、ロゴの使い方や表記を全社で統一しました。会社全体で「伝わりやすい資料」を制作することにつながり、「ありがとう」と感謝してもらえるのが、やりがいです。

──手掛けた業務の一例を教えてください。

入社して初期に制作した賃貸物件のリーフレットが、記憶に残っています。当社の賃貸管理部署の部長から詳細に話を聞き、仕上げました。ヒアリングと提案は得意とするところなので、スムーズに進めることができました。不動産のオーナー様向けに制作したのですが、今はいろいろなところで配布されていて、たくさんのお客様の目に触れていることが喜びです。

お互いを支え合い、称賛する風土が根付く。

──職場の雰囲気を教えてください。

役割の垣根を越え、連携して業務を進めていく風土が根付いています。たとえば称賛を大切にする当社にとって、重要な行事である「締会」。スライドの制作などを担当し、プログラムの内容や会場の予約は別の社員が行なうのですが、「自分たちの領域だけしかやらない」のではなく、ぬけもれがないように、お互いに声掛けをしながら進めています。個人的にも、デザイナーという職種にしばられることなく、広報や社内全体のブランディングを任され、期待されると張り合いが出ます。

──新しく入社される方に、伝えたいことはなんでしょうか?

自分が表現したいものを突き詰めていくアーティストとは違いデザイナーは、相手が求めているものを制作する仕事だということをつねに念頭に置いてほしいと思っています。会社に帰属して働く以上、自分がつくりたいものをつくるというよりもニーズに即したクリエイティブ力が必要です。その上で「制作するのが好き」という方が、向いていると思います。あとは、目標に対してコミットする意識が高い方です。私自身、ディレクションのスキルをさらに伸ばすとともに、ずっと現役のプレイヤーとして腕を磨き続けたいと考えています。お互いに高みを目指して頑張れるタイプの方、大歓迎です!


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