ネクサスエージェントがリリースした、不動産業界に特化した営業支援ツール『イエリーチSales』。DX化を促進し、収益拡大やコスト削減をもたらすことができるプロダクトです。今回は、プロダクトの開発前からプロジェクトに参画し、統率した清水隆誠さんにインタビューしました。清水さんは、このほど一気に2階級昇進を実現。その理由や背景などを語ってもらいました。
一気に2階級昇進。偉業を成し遂げた背景や、率直な感想。
──どのような点が評価につながったと思いますか?
最初、当時インターンだった今の部下とエンジニアを率いて、4名で新プロジェクトを進めることが会社の方針で決まりました。ゼロの状態から、『イエリーチSales』という新しいプロダクトを生み出し、社内の基幹システムを内製化できた点や、チームも徐々に人数が増え、一定の軌道に乗せることができた点などを評価してもらえたのかなと考えています。
──2階級昇進に決まったときの、率直な感想を教えてください。
発表の前に岩田社長に呼ばれて「役職付きになるよ」という内示を受けていたので、1段階ステップアップできるのだと思っていました。発表日の12月1日を迎え組織図を見ると、なんと2段階も昇進していたのです。驚きと喜びと同時に、大きな責任も感じました。役職としては、一般社員から主任になりました。
ゼロイチを実現した、『イエリーチSales』の誕生秘話。
──立ち上げ期に、苦労されたことを教えてください。
今の部署に入る前までは営業をしていました。そのため、営業が抱えている課題は把握していましたが、開発の知識は全くない状態からのスタートでした。チームを引っ張って、プロジェクトを推進するには、最低限のIT知識を習得しなければならず、苦労しました。
チーム内にいるエンジニアがメンター的存在だったのですが、「まずは、エンジニアと会話ができるようになりなさい」といったアドバイスを受けられる環境でした。最初は、専門用語をきめ細やかに調べることを徹底しました。ITの領域としては、SQLを学び、データベースを自分で設計できるようにしながら、知識やノウハウを身に付ける努力をしました。
──やりがいに感じることや、成長の手応えを感じることは何でしょうか?
『イエリーチSales』は日本の不動産業界にイノベーションを起こす、パイオニア的なプロダクトですので、将来的に、当社の根幹ビジネスのひとつになると考えています。会社の行く末に関わるようなプロジェクトに、ゼロから携わることができたことは、大きなやりがいですね。苦労しながら身に付けた知見やノウハウも今では自分の中の財産です。SEではない私が、システムの前提を決める「要件定義」といったような上流工程の段階から参画できるキャリアを積めたことは、なかなか得難い経験だと思います。
自分が成長したという手応えを感じたのは、部下の育成のときです。これまで私が担っていたプロダクトマネジメントの大部分を部下に引き継ぎました。プロジェクトでは、短期間で高い実績を生み出せる「スクラム開発」という方式を取り入れており、エンジニアたちとのミーティングが数多く発生します。そこを、まずは部下に任せてみて、何かあっても現場では指摘せずに、終わったあとでフィードバックをしていました。内容が把握できていなければフィードバックはできないので、そのときに「成長していたんだな」と実感しましたね。また、経営層と直接話しをしながら業務を進めていく環境も、醍醐味のひとつでした。
──今後の展開予定は?
プロダクトとしては、まだまだシードステージだと思っています。まずは当社の営業への導入を推進し、社内のDX化を実現していますが、今後は社外に向けて販売する方針です。そのため、営業の声をヒアリングし、ブラッシュアップを続けています。磨き上げられた『イエリーチSales』を、より多くのお客様に利用していただきたいです。
後悔のない就活ができた。そう言い切れる、エンゲージメントの高い組織。
──ネクサスエージェントへの入社を決めた理由を教えてください。
もともと「ベンチャー企業で、自分自身も急成長したい」というのが、就活の軸でした。その上で、トップが魅力的な会社で働こうと決めていたのです。そんな中で出会ったのが岩田代表でした。自分の言葉に1ミリの疑いもなく「日本一の会社にする」と訴える話を生で聞いたときの衝撃は今でも忘れられません。ほかの会社の社長の話も、勉強になる内容は多かったのですが、岩田代表のように「魂に火が付いたような感覚」を感じられるような言葉には出会えなかったです。
──実際に入社されるまでに、どのような経緯がありましたか。
当社に入社を決めたとき、親やキャリアアドバイザーなどから「せっかく慶應義塾大学を卒業したのだから、大企業や有名企業を選んだほうが良い」など、いろいろと反対されました。たしかに入社前の当社は、今のようなオシャレでかっこよくて、内容もわかりやすいホームページはなく、簡素なウェブサイトがあるだけだったので、心配してくれていたのだと思います。大学に入る前まで、親のひいたレールの上を走るように生きてきたのですが、「このままだと、人生の意思決定に親の意見が介入する」という危機感を覚え、生き方を変えました。今振り返ってもその当時の選択に間違いはなく、「後悔のない就職活動ができた」と自信を持って言えます。
──将来の夢を教えてください。
以前は、岩田代表の「右腕になりたい」と考えていたのですが、今は対等の立場になることが夢です。右腕は部位でしかないので「脳」の指示がなければ動けません。なので、今はCSO(最高戦略責任者)を目指したいと思うようになりました。トップと同じような思考回路と行動力のある人材が増えてくれば、岩田代表はもっと新しいことなどにも挑めるようになります。そのためにも、対等になれるレベルまで自分を引き上げていきたいです。