目次
顧客の不動産を預かり、資産運用を代行する賃貸管理業務に長年携わり、現在、ネクサスエージェントの、プロパティマネジメント部・部長を務める室伏伸一郎さん。前職では、不動産業界大手グループ企業の取締役と、グループ会社の社長を兼務するという、ビジネスマンが憧れる勤め人の「頂点」に立った後、同社へ。トップに登りつめた室伏さんが、なぜ同社を選び、どこに魅力を感じたのかを話してもらいました。
業界大手のグループ企業の社長から、ベンチャー企業の部長職へ。
──これまでの経歴を教えてください。
1997年、24歳のときに大手賃貸仲介不動産会社に就職し、賃貸物件の営業を始めました。プレイヤーとしては、おかげさまで入社3年目のころ、東日本で売上2位という成績を残すことができましたね。その後、管理職に回るとともに、オーナー様から不動産を預かり、資産管理をするプロパティマネジメント業務に従事。同社で部長職を経験後、2016年、同じ役職で大手不動産グループに転職。2019年に同グループの取締役、2020年にグループ会社の社長に就任という経歴です。
──会社員として頂点を極めた後、ネクサスエージェントを選ばれた理由は?
長年、賃貸管理業務に携わり、組織を率いてきました。その結果が認められ、前職ではボードメンバーにも任じられたので、大きな達成感がありました。ただ一方で、どうしてもしがらみや、社長といっても雇われていることに変わりはなかったので、どこか物足りなさも出てきたのです。そこで、自分のことをセレクトしてくれるところがあるかどうかを知るためにも、エージェントに登録をしました。すると次の日に、エージェントを通じて岩田社長から連絡をいただき、すぐにzoomでお話をすることに。最初の印象は「頑張っている方だな」と。本気度合いや情熱が、画面を通じて伝わってきました。
──大手からベンチャーへ。葛藤はありませんでしたか?
もちろんありました。家族もいますし、即決という訳にはいきません。勤務地も大阪で、関東育ちの私には、ゆかりがない土地です。ただ、岩田社長が「ゼロから賃貸管理の部門を立ち上げ、起動に乗せて欲しい」という具体的なミッションを提示して、口説いてくださる熱意に心が動きました。加えて、財務を拝見すると、急成長しているとともに利益率もしっかり伸びており、言動と結果が伴っていることがわかり、入社に気持ちが傾きましたね。家族に相談すると「好きな仕事をした方が良いよ」と、後押ししてくれたこともあって、入社を決意しました。大手企業だと既存組織を守り、改善するのが仕事ですが、同社ではゼロからのスタート。自分の経験を最大限に活かせると、ワクワクしました。また、「将来的に上場させたい」という岩田社長の言葉も、魅力的でしたね。
ゼロから新部署を立ち上げ、軌道へ。苦労を凌駕した、やりがいとは?
──入社してみて、率直な感想は?
思った以上に「ベンチャーだな」と感じましたね。スピード感が大手とはまったく異なり、年単位でやるところを、数ヶ月で推進するイメージです。特に最初は手探り状態で、たとえばそれまでExcelや紙ベースで進めていた業務を、効率化するために基幹システムを導入したり、外部からスキルのある人材を課長として迎え入れたりと、大変なこともありました。ただ、「苦労した」というよりは、覚悟して入社してきたので、やりがいの方が大きかったですね。入社前に思っていた「ゼロから創り上げていく」という面白さを、存分に味わえました。大きなプレッシャーを乗り越えた分、当時のことは、良い思い出になっています(笑)。
──同社でのプロパティマネジメント部は、なぜ生まれたのでしょうか?
元々当社は中古マンションの仕入れに強みを持ち、不動産の売買を手掛けていました。その業務を通じて、不動産のオーナー様から「他に保有している物件の賃貸管理を任せたい」というニーズがある中で、ビジネスとしての取りこぼしがあったと聞いています。ところが、賃貸管理は、家賃や修繕費といったお金の面も、オーナー様や入居者様との対応も、細かいことの積み重ね。しかも「販売して完了」では無く、継続することが重要なので、豊富なノウハウや知見が求められます。そこで、長年の経験を持つ私に、声を掛けてくれたそうです。現在は部下も少しずつ増えてきているため、部下に任せながら仕事を進められています。
──同社の魅力を教えてください。
業務としては、「新しいことにチャレンジできる」ことですね。管理職として感じる組織の魅力は、素直な若手ばかりで、育成に困るようなことはなく、良好な人間関係が構築されているところでしょうか。私からすると、みんな子どもくらいの年齢なので「お父さん目線」で見守ったり、仕事を教えたりしています。実は最初に入社するとき、「外様だし、年齢も違うので、敬遠されるんじゃないだろうか?」という懸念がありましたが、杞憂に終わりました。スムーズに受け入れてくれ、打ち解けることができましたね。
素直で向上心のある若手たちとともに駆け、思い描く未来のビジョン。
──「ネクサスエージェントで働きたい!」という学生に、一言お願いします。
向上心が旺盛な方にとって、「チャンスに溢れた会社だよ」と伝えたいですね。大手企業であれば、「上のポジションが詰まっている」というケースもあると思いますが、当社はまだまだこれからの会社なので、新しい部署やポストが増えている最中。努力や結果次第で、早期に昇進を目指すことが出来ます。
私個人としては、「部長の座を狙う」ようなガッツのある方、大歓迎です。成長のための育成を惜しむことはありません。ただ、私もかなりの負けず嫌いなので、簡単に明け渡すようなことはないですよ(笑)。年齢に関係なく、切磋琢磨出来る環境なので、若手が活躍しやすい組織だと感じますね。
──将来のビジョンを教えてください。
「株式上場を目指す」という岩田社長の夢をサポートし、叶えたいですね。過去に勤めていた会社は、未上場のオーナー企業でだったので、「会社は株主のもの」というところで働いたことがありません。だから、上場する瞬間の企業の景色を見てみたいですね。あとは、120名の会社に、新卒の学生たちが100人単位で入社するという、急拡大する組織を支え、応援するのが私の役目だと思っています。