“大手外資系志望”からベンチャーへ ―「自分自身で選択し、築く」覚悟

今回は、23年新卒入社で戦略人事部 人事課 副主任を務め、「28卒の採用設計・研修領域」の主軸を担う山本友里愛さんに、就職活動での葛藤やあえて成長フェーズのベンチャー企業へ身を投じた理由を伺いました。

就職活動に必要な自走型マインドの重要性や、人生の選択肢を広げるためのキャリアの考え方など、新卒採用担当だからこその参考になるヒントが詰まっています。大手企業か、ベンチャー企業か。就職活動の軸に悩んでいる方や、これからのキャリアプランを描きたい方にとって大いに役立つでしょう。

 

 

圧倒的な行動力で駆け抜けた、ガクチカのすべて

――学生時代に力を入れたことを教えてください。

学生時代は海外経験を積むことに力を注いでいました。高校時代に1年間のカナダ留学を経験したのち、大学時代は「グローバルな感性とコミュニケーション能力を磨く」ことがコンセプトの学部で、必修授業の約半分を英語で学びました。大学1年生ではベトナムへ海外インターンに行けましたが、2年生の時は予定していた大学交換プログラムのイギリス留学がコロナ禍で中止となったため、4年生の就職活動終了後にアメリカのカリフォルニア州へ語学留学に行きました。

 

 

――ベトナムへの海外インターンでは、具体的にどのような経験をしましたか?

ベトナム人しかいない不動産会社で、主に日本企業や中華企業などに対してベトナム駐在用の住宅やオフィスの賃貸を担当していました。具体的には、現地の企業に対して架電や訪問での営業活動を行っていました。ベトナム語は知らなかったのですが、社内外ともに英語と日本語が通じることが多かったので言葉では苦労しなかったです。

このインターンを選んだ理由は、初めての東南アジアへの渡航であり、祖父母や父が不動産業に携わっていたため、このインターンに参加すれば家族が喜んでくれるのではないかと思ったからです。

日本国内のインターンでは、当時6期目ほどの広告系のベンチャー企業で、長期インターンを経験し、リクルート社との業務提携事業に携わり、取材活動やSNS運用、営業活動を行っていました。

 

 

――勉学やインターン以外で、学生時代に取り組んでいたことはありますか?

大学時代の4年間、飲食店と塾講師のアルバイトに取り組んでいました。飲食店のアルバイトでは、ホールもキッチンも担当し、多くのことに挑戦させていただきました。失敗しても怒ることなく「どうすれば成功するか」を考えさせてくれる店主の元で楽しくやり切りました。塾講師のアルバイトでは、講師としての資格を取得し集団授業の英語を担当するようになりました。

また、大学のオープンキャンパス局の学生局員として、100名から200名の高校生の前に立って、学部の説明会を担当しました。説明会のプレゼン資料を自分で作成したり、個別相談も担当したり、今の人事課の仕事に通ずることを経験しました。

市場の波を読み解き、不動産テックへ目を向けた就職活動

――就職活動はいつから始めて、当初はどのような企業を見ていましたか?

大学3年生の4月から就職活動を始めました。海外志向が強く、大手外資系企業や商社など海外で働けそうな企業を中心に見ていました。

それと同時に、家族にゆかりのある不動産も見ており、長く活躍し求められる人材であるために成長市場で働きたいと思っていたので、伸びしろのあるマーケットとして注目されている不動産テック業界にも目を向けていました。

 

 

――不動産テック業界に注目するに至ったきっかけを教えてください。

大学3年時から株式投資を始めており、市場が伸びている業界には人やお金が集まること、そして市場の流れがアメリカから日本へと流れやすいと分かりました。そこでアメリカの市場を見たところ、不動産業界におけるGAFAと言われる「ZORC(ゾーク)」を中心に不動産テックの会社が多く存在しており伸びている業界であると分かり、その流れが日本にも来るだろうと可能性を感じて、不動産テック業界に注目していました。

「新卒への投資」に感動 ―ネクサスエージェントへの入社の決め手

――ネクサスエージェントのことを知ったときの印象を教えてください。

初めて選考を受けたベンチャー企業がネクサスエージェントでした。少数精鋭でありながら売上を上げていて、上場を目指していることに驚きました。大手企業を中心に見ていたので、「このようなベンチャー企業で働く選択肢もあるんだ」という新たな可能性に胸が躍り、選考に進みました。

 

 

――選考に進むにつれ、その印象に変化はありましたか?

選考を通じて、新卒社員への想いや新卒採用を中心にしていることを知り、「私たち新卒社員にすごく投資してくれる会社なんだ」と当時は感動を覚えました。

また、選考中にリクルーターとの面談を何度も実施することができて、面接前にもアドバイスをいただきました。例えば、四次選考を前に「面接に臨む前に他社の分析をした方がいい」とリクルーターからのアドバイスを受け、選考を受けていた企業を分析したところ、多くの会社が中途採用中心の会社だったんです。他社とネクサスエージェントを比較したときに「新卒社員が成長しないと会社も成長しない。だから、教育に投資して新卒社員の成長に注力するんだ」と分かり、そのような会社の姿勢にとても魅力的な印象に変わりました。

 

 

――ネクサスエージェントに入社した決め手を教えてください。

上場や日本一の企業を目指している会社で働くことで、有意義なキャリアを構築できると感じたからです。さらに、上場した際には、入社時100人程度の規模から2,000〜3,000人規模の会社になっていると思います。「この組織を作ったのは私だよ」「この不動産テック業界の市場を作った企業で、新卒採用や組織育成をやっていたんだよ」と伝えられるかっこいい社会人になれている、という期待に胸を膨らませる会社だと感じたことも入社の決め手でした。

 

 

 

「学生時代の自信」が崩れた1年目 ―副主任へと引き上げた徹底的な「相手目線」。

――入社後、戦略人事部(以下、人事部)に配属された時、どのように思いましたか?

入社前は家族の影響で不動産営業を志望していました。しかし、塾講師のアルバイトで経験した集団授業や、オープンキャンパス局での学部説明など、これまでやってきた「伝えたり、発信したりすることで、人を導く」ことに、やりがいを感じていて興味がありましたので、人事部への配属を意気に感じ、身が引き締まる思いでした。

また、内定後にインターンアルバイトをしていた時に、選考に参加中の学生様との面談や合同説明会への同行など、すでに人事部の仕事を経験していて、とても楽しかったので「またチャレンジできる!」という思いがあり、これから伸びる会社で組織づくりに携わることで、必ず自分の糧になると感じて高揚感を覚えたのを今でも覚えています。

 

 

――人事部として実際に業務に励んでみて、どのように感じましたか?

配属時の高揚感とは裏腹に、実務をしてみると自分が思ったように動けず、同期の活躍を目にして、落ち込むこともありました。学生時代にさまざまなことを経験していたので、どんな業務も対応できる自信があったのですが、1年目は現実の厳しさを痛感していました。

 

 

――3年目で副主任に昇格されていますが、その1年目からどのように意識を変えていきましたか?

同期の営業マンから「自分本位の時はうまくいかなかったけど、お客様の立場になって徹底的に考え始めたら成果が上がるようになった」という言葉を聞き、「学生様の立場になって考えないといけない」と意識が変わりました。ネクサスエージェントの行動指針の1つに「常に相手の立場に立ち考える」というのがあるのですが、改めてこの指針の重要さを実感しました。

その意識を持って、「本当に内定を取ってほしい」と思って、リクルーターとして伴走した学生が内定を獲得してくれたときは、「私にも力になれることがあるんだ」と大きな自信になりました。

その後も、「山本さんが選んだ会社だから興味を持ちました」「山本さんのような人がいるならいい会社ですね」と言ってもらえるようになり、実際に入社を決めてくれた後輩もいます。こうして私を信頼して入社してくれたことが、私の励みになっています。今では、社員のためにも「ネクサスエージェントをより良い会社にしたい」という気持ちが芽生え、採用業務だけに限らず、研修や環境整備にも力を入れていきたいと考えています。

 

 

――「“不動産・ベンチャー企業”=“厳しい環境”」という印象を持っている人も少なくありませんが、ネクサスエージェントで働いてみてどのように感じていますか?

ネクサスエージェントは圧倒的な成長をしており、「スタートアップ」から「ミドルベンチャー」へと成長フェーズが移行している段階です。さらに、上場を見据えて労務管理を徹底しており、休暇取得の推奨や残業時間の削減など、クリーンな環境づくりには妥協のない会社になってきています。

また、成長企業として成果は求められるものの、成長機会には恵まれており、挑戦しやすい環境になっているので、働きやすく成長しやすい社風だと感じています。

 

 

 

「人生の大きな選択」に並走し、ともに理想を叶えるリクルーターの覚悟

――社会人となったことで、芽生えた意識はありましたか?

学生時代は、「会社が人生やキャリアを与えてくれる」と受動的な意識だったのですが、社会人になった今は、「どの会社に行っても、自分自身で責任を持って、キャリアを築いていかないといけない」と考えるようになりました。

リクルーターとして学生様との面談を通じて、「やりたいことが見つからない」と言われる方も多いのですが、自分の知識や経験が培われてこそ、やりたいことや挑戦したいことが出てくるのだと思います。私自身もネクサスエージェントの人事課で働くようになったことで、「社員のために研修や環境を整えたい」とやりたいことが見つかりました。

もし必要だと感じれば、今後営業や他部署への異動を希望することもあるかもしれません。このように、キャリアは「会社に決められるものではなく、自分自身が選択して築いていくもの」だと、人事部で働いたからこそ気づけたのだと思います。

 

 

――リクルーターとして、学生様にはどのようなサポートを行っていますか?

ネクサスエージェントは選考から内定承諾まで、だいたい大学3年生のうちに就職活動が終了します。共に学生様の理想や目標を考えて、それらを叶えるためにネクサスエージェントで適しているとなれば、内定を得るために一緒に頑張っていきます。

内定後は、約1年間は入社準備の時間となります。その時間の中で、私はリクルーターとして1人ひとりに寄り添い、「どういう社会人でいたいか」「どういう状態で入社したいか」という問いを立てて、それに向けて内定者と共に「どんな経験を積むべきか、どのように資格勉強をしたらいいのか」と考えていったり、学業や部活動、アルバイトといった大学生活とそれらを両立させるのは大変だと思うので、社会人準備に対してもサポートしています。

早期内定したからこそ、「自分で目標を決めて、その目標に向けて行動に移して、達成する」というのを学生時代から経験できるのは内定者にとっても大きな糧になりますし、私たちリクルーターもその姿勢や達成する姿を見届けられるのは嬉しく思います。

 

 

――採用活動を通じて、山本さんが感じているやりがいとは?

就職という、学生様にとって「人生の大きな選択」に携わることは非常に重責である一方で、大きなやりがいも感じています。

ネクサスエージェントは人材を大切にする文化があり、採用活動や研修に時間とお金を惜しみなく使います。その一端として携われる非常に幸せな仕事だと感じていて、会社に感謝しています。

人事部から就活生へ ―後悔のないキャリア設計と、今選ぶべき環境

――山本さんが思い描く今後のキャリアビジョンについて教えてください。

第一に、新卒採用の担当として、入社した社員が活躍できるように環境を整えていきます。働きやすい社内環境の整備や、研修制度の充実など。さらに、社員数が200名強から、会社の成長に合わせて数千名へと増加していった際に、採用だけではなく、その方の生活や理想に合わせた多様なキャリア形成ができるような会社へと組織を成長させていきたいです。

 

 

――最後に、28卒に向けて熱いメッセージをお願いします。

仕事は人生のすべてではありません。あくまでも、仕事は人生を物心ともに豊かにするための手段です。自身の将来ビジョンや理想を明確にして、会社はそれを叶えるための環境であると考えると、豊かな人生になると思います。私の場合、それがネクサスエージェントでしたが、その人の将来ビジョンによっては大手企業か、ベンチャー企業、外資企業なのか、最適な企業は千差万別です。

「将来、自分の人生をこうしたい」と理想を持って会社を選択する意識を持っていれば、いずれ「あの時の自分の選択が、今の幸せな人生を作っている」と感じられる日が来ると思います。目先の「内定」に捉われる人も多いですが、自分の人生観や中長期的な人生設計をもとに、キャリア構築をすることで後悔のない人生が送れるのではないでしょうか。


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